ハンドボール・アジア予選
ハンドボールの2008年1月の練習会場には、突然およそ150人ものマスコミ報道関係者が押し寄せたそうです。
これまでなら、考えられない事態です。オリンピック予選の再試合のもつ意味の大きさが感じられます。
予選やり直しのそもそもの発端は、昨年夏のオリンピック予選での中東地域の審判の不可解な判定に起因しており、根深いものがあります。
アジアハンドボール連盟(略称AHF)は実権をクウェートの王族が掌握しており、かなり前から中東勢が有利になる判定が幾度となく指摘されていたそうです。
今回のケースでは、日韓の要求が受け入れられて、国際ハンドボール連盟(略称IHF)が再試合の開催を決めたことのようです。
けれども、この再試合の開催をAHFは拒否し、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の中東3カ国とカザフスタンはAHFに不参加を通知しました。これによって予選の再試合はIHFの管理下で実施されました。
再予選の開催は不当性を主張してAHFはスポーツ仲裁裁判所(略称CAS)に提訴しました。
IHFは今後、事態を収束する目的で、オリンピックの他にも世界選手権大陸別予選などを全部IHFの管理の下へ置く旨の通達を出しました。
複雑なことに、AHFは予選の再試合に参加した場合、日本ハンドボール協会も含めて世界各国の協会を除名処分とすることを勧告しました。特に開催国となる日本への風当たりは強い模様です。
IHFが派遣する再予選の審判は、フランスとデンマークの2国と決定されました。結果として、北京オリンピックアジア再予選女子は日本は韓国に21―34で敗れ、3月の世界最終予選で再度五輪への出場権へ挑戦することになりました。男子の場合も、日本は韓国に25―28で敗れ、5月〜6月に予定されている世界最終予選で五輪切符へ挑戦することになりました。
なんとか日本代表にはここまできたからには北京オリンピック出場を成し遂げてほしいものです。
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